ED（性機能障害）

性機能障害（ED）とは

男性の性機能障害の一つです。性行為の際に十分な勃起が得られなかったり、勃起状態を維持できなかった場合はこの疾患が疑われます。さらに、勃起できるか不安になることがあるケースも、満足な性交に支障を来たしていますので、ＥＤの可能性があります。

一般的には、性的刺激を覚えると脳内の神経が作用し、陰茎海綿体の動脈が開いて血液が流れ込み、海綿体が勃起します。しかし、様々な要因で神経伝達がブロックされたり、海綿体に血液が十分に流れ込まなくなると、勃起障害が起こってしまうのです。

加齢に伴って誰もがなりうる症状ですが、最近は若い方の中にも、ストレスや精神的な原因からＥＤに悩んでおられる方がいます。

EDの主なタイプ

など

機能性勃起障害

身体的な働きには異常は見られないけれど、何らかの心理的な要因がネックとなり、勃起障害が起こってしまうタイプです。具体的には、日常生活上の不安、性行為に対する不安、緊張過多、心理的ストレス、精神的疾患などが挙げられます。新婚後、十分な性交渉を行えない場合も、このタイプであることが多く見られます。

器質性勃起障害

勃起作用に関連する脳神経系、海綿体に血液を送る血管系、陰茎自体の異常、脊髄損傷、内分泌障害などによって引き起こされるタイプです。喫煙や糖尿病、心不全、高血圧、動脈硬化など、幅広い疾患や生活習慣が影響していると考えられていますが、特に糖尿病と動脈硬化が大きな理由となります。その他、降圧剤や向精神薬などの薬物も一因だとされています。

混合性勃起障害

機能性要因と器質性要因の両方によって引き起こされるタイプです。例えば、動脈硬化症となっているけれど、血管系の障害はそれほど強くないケース。この場合、一般的には勃起障害には至らないはずですが、心理的な要因が重なることにより、EDとなることがよくあります。

主な治療法

通常は薬物療法によって改善を目指します。一般的には、内服薬であるPDE5選択的阻害薬が用いられます。日本では、シルデナフィル（バイアグラ）、バルデナフィル（レビトラ）、タダラフィル（シアリス）の３種類が承認されており、それぞれの症状に応じて選択されます。
薬物治療でも効果不十分な場合は、専門施設への紹介を検討します。

治療薬の種類

治療費用について

治療費用

• 診察料　（自費診療）
• 初診料　　3,300円
• 再診料　　1,500円

治療薬の費用

バイアグラ　　　50mg

1錠　1,500円

シルデナフィル　50mg
（バイアグラのジェネリック医薬品）

1錠　1,000円

シアリス　　　　20mg

1錠　1,800円

タダラフィル　　10mg
（シアリスのジェネリック医薬品）

1錠　1,100円

タダラフィル　　20mg

1錠　1,200円

レビトラは現在お取扱いしておりません

*院内で直接お薬をお渡ししますので薬局に行く必要はありません