神経因性膀胱とは
脳や脊髄、末梢神経に障害が起こることにより、排尿のコントロールをうまく行えなくなる疾患です。私たちは通常、尿意を感じたときでも暫くの間は我慢が出来ます。そして、トイレに行って排尿しようと意識したときは、脳神経から「放尿せよ」との指示が膀胱などに届けられ、自在に放尿できます。しかし、脳神経が上手く伝達されなくなると膀胱を上手くコントロールすることが出来なくなり、尿漏れなどが起こってしまうのです。
主な症状
- 頻繁に尿意をもよおしてしまう
- いきなり尿意が高まる
- 切迫性の尿失禁、反射性の尿失禁がある
- 排尿の途中で尿が止まってしまう
- 尿の勢いが弱い
- 残尿感がある
- 足や股の付近の筋肉が痙攣することがある
- 下腹部の感覚が麻痺しているように感じる
など
神経因性膀胱を引き起こす原因
この疾患は、排尿などを司っている神経系の障害によって起こります。すなわち、怪我などで脊髄にダメージを受けたときは要注意です。また、脳梗塞、脳腫瘍、パーキンソン病、多発性硬化症、子宮がん、直腸がんなどの後遺症によって神経系に障害が起こることもあります。糖尿病などの生活習慣病が起因しているケースも少なくありません。
主な治療法
神経系に障害を起こしている原因疾患(脳梗塞など)がある場合は、その疾患の治療を行います。併せて、膀胱の容量を増大させて膀胱壁の筋肉痙攣を抑える薬、尿道括約筋の収縮を増強させる薬なども有用です。
薬物治療では効果不十分な場合は、清潔間歇(自己)導尿(clean intermititent〔self〕catheterization;CIC)があります。この方法は、一定時間ごとに尿道からカテーテルを入れ,膀胱に溜まった尿を排出させることで感染・結石・腎不全の予防効果があります。
- 診療科目
- 泌尿器科
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- 〒241-0821
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- 045-369-0181
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休診日:日祝日、第1・3・5週土曜日
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- 尿検査がありますので排尿がすぐできる状態でお越しください。