筋層非浸潤性膀胱癌に対する
経尿道的レーザーアブレーション手術(TULA)導入

TULA(Transurethral Laser Ablation)は、軟性膀胱鏡を用いて膀胱内でレーザーを照射し、ピンポイントで腫瘍の蒸散および止血が可能な低侵襲な手術です。

筋層非浸潤性膀胱癌(表在性膀胱癌)に対する標準的な手術法は、経尿道的膀胱腫瘍切除術(Transurethral resection of bladder tumor; TURBT)です。しかし、このTURBTは太い硬性鏡と電気メスを用いて行う手術であり、4~7日間程度の入院が必要なこと、全身麻酔や下半身麻酔などの麻酔管理が必要なこと、尿道カテーテル留置が数日間必要なこと、尿道狭窄、膀胱穿孔、閉鎖神経反射等の合併症の報告があることなど様々な課題を持ち合わせています。そこで新規治療法として、980nm の半導体レーザーを用いて腫瘍を組織変性させ消失させる蒸散術が登場しました。この経尿道的膀胱腫瘍蒸散術(TULA)は、高度な麻酔が不要なことから日帰り治療が可能で、術後合併症率が低いことが欧州を中心に報告されています。国内でも2024年2月から順次導入されており、保険診療として認められています。
TULAの特徴
- 軟性膀胱鏡を使用
- 保険診療(自費診療ではありません)
- 日帰り手術(入院不要)
- 局所麻酔で可能(全身麻酔や腰椎麻酔が不要)
- 術後に尿道カテーテル留置が不要
| 当院のTULA | 一般的なTURBT | |
|---|---|---|
| 内視鏡の種類 | 軟性鏡 | 硬性鏡 |
| 入院期間 | 0日 (日帰り) | 4~7日 |
| 麻酔 | 局所麻酔 | 全身麻酔または腰椎麻酔 |
| 尿道カテーテ留置期間 | 0日 | 1~7日 |
| 総費用(3割負担の場合) | 4~5万円 | 10~15万円(入院費込み) |
| 主な対象 | 再発例 | 初発・再発例ともに可能 |
| 治療可能な腫瘍の大きさ | 2cm以内 | 制限なし |
| 治療可能な深達度 | Taまで | T1まで |

- 診療科目
- 泌尿器科
- 住 所
- 〒241-0821
神奈川県横浜市旭区二俣川2丁目50番地14 コプレ二俣川7階 - TEL
- 045-369-0181
- アクセス
-
相鉄線 二俣川駅 直結 徒歩3分
ジョイナステラス立体駐車場 徒歩3分
電車でもお車でもアクセス良好、雨に濡れずに行けます
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 第2 土曜 |
第4 土曜 |
日祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00~12:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ▲ | ■ | / |
| 15:00~18:00 | ○ | ○ | / | ○ | ○ | / | / | / |
▲第2土曜:9:00~16:00
■第4土曜:9:00~15:30
休診日:日祝日、第1・3・5週土曜日
- 診療は予約制です。WEBまたはお電話で予約をしてからお越しください。
- 木曜日の午後・土曜日の診察は院長以外の医師が担当になることもあります。
- 午後の受付は17:30で終了とさせていただきます。
- 尿検査がありますので排尿がすぐできる状態でお越しください。





